東京の中でも、中小企業が多く密集しているのが大田区です。

大田区は、製作所が特に多く私はこの中で制御盤製造装置を会社全員一丸となって製造しています。

ただ、私が小さい頃に比べると、今となってはマンションや、コインパーキングに変わってるので、会社を運営するには本当に大変な事だと痛感します。

私が担当している工程はケーブルの加工です。

ケーブルは、本当に多様多種あるので、加工前の電線の切断処理から緊張しています。

私たちが、一生懸命造ったケーブルやバラ線が、最初は空っぽの制御盤内に少しずつキレイに配線され、最終的に一つの大きな制御盤製造装置の出来ばえは圧巻です。

この時、いつも思う事は、たった1本の加工不良の原因で、何一つ作動しないというオソロシサです。

私はいつも『たかが1本、されど1本』だと心して作業に取込んでいます。

私は、英語もできませんが、これからは海外向けの制御盤製造装置を製造できる様になったら、大迫は中小企業というより大中企業です。

本当に夢がかなって海外からの取引きが出来る様になったら、大迫は大企業の会社です。

大田区は、本当に職人さんが多く、中には継手のない職人さんもいらっしゃいます。

私も、いつか職人さん方の様に、手に技をつけてボケても体が勝手に動いている位に成長していです。