制御盤内は動力回路と制御回路が混在しています。
ノイズ対策としてできる限り分離して配線する事が常に求められます。
誤動作を防ぐ事と、制御機器の安定性を高めるのが目的です。
大田区を拠点とする大迫電気で手掛けている制御盤のほとんどが動力回路はAC電源、三相交流200V、単相100V仕様です。
AC回路機器には、ファン、冷凍機、ヒーター、照明、などの電力を多く必要とする機器があり、節電の為のインバーターなどノイズ対策が必須です。これらの機器をオンオフさせる回路が制御回路で、 DC24V、DC12V、DC5V仕様となっています。
DC24V回路機器には基盤やパワーサプライ、温調計、などがあり、DC12V回路には、バックアップ用のバッテリー、DC5V回路には基盤や通信機器があります。
パソコンの通信で利用するUSB回路や、タブレット、スマートフォンの電源も5Vです。
これらの電源を制御盤内でAC電源からDC電源に変換するのがパワーサプライです。
形も類似している為注意が必要です。
なぜならその先に接続されているのは、半導体を利用した高額機器だからです。
電圧を間違えれば精密機器は一瞬で壊れてしまいます。
半導体製造装置は中でも最新高性能な基盤や通信機器で構成さらに進化させる事が目的です。
慎重に作業を進めるよう心がけています。
このところ企業の設備投資が進み出し東京都大田区千鳥町工場も忙しくなってきました。
忙しい時こそ気を引き締めて不具合のないよう一つづつ確実に進めていくことが大切です。