わたしの勤めている大田区千鳥にあります大迫電気では制御盤の組み立て、配線作業を主に行っている会社です。
そこでのわたしの仕事は盤内に配線する電線の製作作業になります。
この仕事を始めてかなりの年数がたちますが最初にやることが端子の圧着でした。
電線の皮覆を剥き、芯線を端子に差し圧着するのですがその圧着ポイントから先端が約1mm、皮覆側も同じく約1mm芯線が見えるようにするという作業をひたすらこなし現在にいたります。
今まで使っていた圧着端子は裸圧着端子が主流だったのですが、ここ最近絶縁端子という皮覆のついているものに変わってきています。
何でも安全対策のためだそうです。
しかもその機種により使用する圧着端子が違うため2種類そろえています。
皮覆付きの端子は裸圧着端子と違い圧着ポイントが皮覆でおおわれているので見えなくなっています。
つまり、芯線の先端側は目視できるのですが皮覆側はまったくもって見えません。
まず、皮覆の剥きの長さを調節しないと皮覆まで一緒に圧着してしまう可能性があるという危険があります。
そこで、色々ためしてみました。
裸圧着端子と同じ剥きのものとそれより少し長めのもので圧着してみました。
そしと、端子を切断して圧着ポイントよりも皮覆側を見てみました。
結果、少し長めに剥かなくても皮覆側は入り込んでおらず裸圧着端子とほぼ同じ剥きの長さで大丈夫なのだと確認ができました。
あとは、専用の圧着工具への端子の装着位置を間違わなければ完璧な圧着が出来ることがわかりました。
今回は、圧着端子についてふれてみましたが使用している部材は数多くあります。
少しでも疑問?に思ったときは色々ためしてみると結果がでたときに自分でも納得できますし製作者側として理解をし確実に作業が出来るようになり、これも圧着対策の一つだと思います。