半導体製造装置の制御盤は、受電盤、制御盤、各中継端子台等、いくつもの盤が最終的に半導体製造装置内に取り付けられ、多くの電線・ケーブルによって配線されます。

大きな装置内を細いものから太いものまで様々なルートで電線ケーブルを引き回し配線する際たくさんの結束バンド(インシュロック)を使用して各ルートの電線をまとめていきます。

半導体製造装置内には、ヒーター、ファン、冷凍機等、様々な機器がある為、限られたスペースで電線、ケーブルをまとめ、形を作り完成時に外見を良くしなければなりません。

結束バンド(インシュロック)をたくさん使用すればそれだけ簡単に形を作り、まとめることは出来ますが、最小限のインシュロックで引き回し、形を作ることが出来れば、インシュロックの本数を減らす事が可能です。(ちなみにインシュロックとはヘラマンタイトン社の商標です。)

この積み重ねが年間を通せばものすごい数のインシュロックの節約となりコスト削減になります。又、将来、装置の改修にあたる際も無駄な作業をしないで済む様になります

 

執筆 大迫電気 S