東京都大田区で制御盤制作を行っている大迫電気では増産計画により少しづつですが、仲間が増えてきました。
入社してきて約一ヶ月間、
経験の有無にもよりますが、良い制御盤制作の為の研修、教育を受けてもらう事になります。
指導にあたる者として、
人員不足で補充が必要となっている部署で活躍出来るように、集中力、忍耐力、責任感を身に付けてもらう事を重要視しています。
その為に最初に徹底的にケーブル加工を、学んでもらいます。
制御盤の性能、耐久性、安全性はケーブル加工技術により維持されているからです。
まずは電線被服の剥ぎ取り作業、皮剥きから始まります。
圧着端子やコネクタピンに合う長さに芯線を露出させる作業です。導体と絶縁体の境目をきっちり分離出来るまで、ストリッパーと言われる工具を使った練習を繰返し行ってもらいます。
UL規格の18番線から始まり、16番、14番、12番、10番、8番、6番、4番、2番、20番、22番、24番、26番、とひたすら皮剥きの練習です。
手にマメが出来、痛みに耐えながら繰返していると、フッと力が抜けた時にコツを得る事が出来ます。
勘が良く一時間でつかむ人もいれば、一週間かかる人もいます。
皮剥きの精度イコール、ケーブルの精度、イコール制御盤の精度であると言えます。

良い制御盤制作の為に地味できつい作業ですが、頑張って研修期間を乗り越えて頂きたいと思います。