私たちの会社で製作する制御版は海外に輸出するものが多いので、UL規格の認証を得ている部品じゃなければ試用することができない場合が頻繁にあります。私自身、10年くらい今の仕事に従事してきて、UL規格と言うフレーズは何度も見聞きしているのですが、その中身(内容)までは気にすることもなく日々の仕事をこなしていました。しかし最近少し興味が出てきたので今更ながら調べてみました。

調べてみていきなりびっくりしたのが、UL規格の始まりは保障屋さんが火災の原因追及を簡単にするためのものだったらしいということです。昔は電気部品が火災の原因になることがしばしばあったため、家屋が燃えてしまうと、出火原因の的を絞るのが困難だったのでしょう。そこで、現在で言うUL認証のある電気部品を使用することによって、電気系統からの出火と言う可能性を限りなくゼロに近づけることができるようになり、出火原因の検証がスムーズになったのだと思います。少し勉強不足のため、憶測の範囲もありますが、当たらずとも遠からずだと思います。

執筆 N