もの作りで共通して言える事ですが良いものを作るには、基本となる手順が存在します。
先駆者達が試行錯誤して完成した作品には沢山の工夫と、思いが詰まっていて、同じ物を作る為には長い修行と才能が…なんて国宝級の一子相伝的な技術も存在するようですが、東京都で制御盤を製造している大迫電気では、担当する作業を、作業者全てが同じ基準で良いものを作る為、手順書を作製し訓練、作業認定後製造工程に入ります。
手順書にはお客様の仕様、要望に加え、次工程の希望など、沢山の項目が、盛り込まれています。
初心者にあわせて手順書を作成すると、熟練者にとっては作業効率の妨げになってしまう場合もあり、全体のバランスを考えて変化していく必要があります。
シンプルで、見易く、漏れのない手順書が理想ですが、作ってみると、ベストにはなかなか辿り着かず、ベターの繰返しです。
機械のプログラムとは違い作業担当者の特性にあわせて進化する必要があります。
新人育成や、部署異動による性能低下は阻止しなければなりません。
性格や癖、体調や集中力で、見落としが起きないように文字サイズや強調など工夫すべき点は尽きません。
ベターを問いかけ続ける事がベストに繋がると信じてこれからも、前へ進んでいきたいと思います。