私はもの作りの町、大田区にある大迫電気株式会社に勤めています。
製造部2課で、半導体製造装置の制御盤のケーブル製作をしています。
毎朝の朝礼で、発生したヒヤリ、ハットの事例を聞きます。
ちなみにヒヤリ、ハットとは、重大な災害、事故には至らないものの、直結してもおかしくない一歩手前の事例の発見を言う。
事故に至らなかったので「ああよかった」と、直ぐに忘れがちであると書かれています。
最近の事例をあげてみます。
線番チューブの方向間違い。ダイナミックコネクタのYタイプのコネクタをXタイプが使われていた。
誤挿入防止メクラピンを入れ忘れ。ケースを付ける向きが逆だった。ケーブルラベル間違い。インシュロックの締めが緩すぎる。ピン配間違い。‥等々。
検査機で発見出来る物は、僅かです。
ヒヤリ、ハットのほとんどは、目視チェックで、見逃してしまって発生します。
一本のケーブルを作り終わった時、図面と照合してケーブルのチェックをします。
見逃し、漏れのないように注意します。
より良い製品作りを心がけたいと思います。
その為に、ヒヤリ、ハットの事例を忘れずに、不具合ゼロを目標に作業して
高品質の製品を提供できればと思もっております。