東京都大田区で制御盤制作をしている大迫電気株式会社のSです。
主に半導体製造装置の制御盤を製作している会社に入社して、気が付けば4年が経ちました。製造現場での仕事も、全体像を把握出来るようになり、細かな工程では、それぞれの精度を上げるべく日々勉強を重ねてきている訳ですが、人間慣れというものは恐ろしいもので、ふとした瞬間に、入社して1年目の頃に心の中に常に持っていた、<基本動作>の徹底という言葉が無くなっているのです。自然に手と体が動くのでどこかで必要ないと思い込んでいるのです。
ところが、仕事をしている最中に、ふとした瞬間、小さな単純なミスをしてしまうことがあるのですが、その時、100%間違いなく、その<基本動作>を無視しているのです。
気が付いて、一歩下がり直しをしている時に、じっくりと反省しながら考えてみると、その小さなミスは、<基本動作>さえしっかりと行っていれば、簡単に防げたことなのです。
入社1年目に、自らが心の中に、思い描いていた<基本動作>です。
仕事が慣れてきて、しかも、今まで以上に、様々な仕事をこなしていくようになると、いつの間にか、多くの仕事をいかに効率良くこなしていくかに考えが囚われいくようになります。慣れもありますから、その感覚を基に効率化を目指してしまい、知らず知らずのうちに
その仕事のやり方が、一番正しいのだと思い込んでしまいます。
本来の、理想的な効率性とは、基本動作が徹底された上で、求めていかなければならないもののはずです。
再度、自らの内をしっかりと見つめなおし、<基本動作>を見直していかなければならないと考えています。きっとそこに、究極の理想の姿である、仕事の正確さ、効率性、の再集計があるのではないでしょうか。
これからも、日々勉強をして頑張っていきたいと思います。