東京都大田区には町工場が年々減少を続けているものの3000社以上あると伺っています。
わが社は同区で半導体制御盤製造装置を扱っています。
わが社の強みは不具合ゼロを目指す教育・指導が徹底されており技術を磨き上げてきた人達が大勢い
ることです。
厳しい業界ですが、職場の雰囲気は非常に明るく活気があり楽しみながらこちらで充実した日々を送
っています。
私が担当する作業工程の中に、いくつかケーブル加工後の板金取り付けがあります。
そのうち三角法に基づいて取り付けをしなければならないものがあります。
この三角法は正面・平面・側面の三面図で構成されている投影法です。
立体を平面上に表す方法のひとつで、正面図の真上に平面図を描き、正面の真横に側面図を描くのが
三角法です。この図法を基に作業にあたるのですが、単発部門では結構な数をこなしてきた私ですが、
担当になるまでは三角法というものを今ひとつ理解していませんでした。
三角法を知らずして取り付けはできないということです。またこれを理解するまで、何度も図面と板
金とにらめっこをしたことを思い出します。
普段、ケーブル加工において目にしている製作図面にはこの三角法を使用した図面である事を表す投
影記号が書かれています。これを知る前と後では図面の見方もかわり、図面の重要性をも新たに再確
認ができたような気がします。また新しい知識を得る楽しさも得られました。
この三角法を使用する仕事をまた頂いています。
もう理解できているので楽しみながら作業にあたります。