私は、東京都大田区の千鳥町で制御盤に関わる仕事をしています。

今日は、制御盤内に使用しているケーブルの加工の圧着についてつぶやかせていただきます。

制御盤内には、たくさんの種類のケーブルが使われています。

ケーブルも加工の仕方が一つ一つ違います。

ケーブルの先にコネクタ処理をしたり端子の処理をしたりします。

コネクタに挿入するコンタクトの圧着の仕方についてお話をします。

まずワイヤストリッパ等で芯線を傷付けずに剥ぎます。

コンタクトを専用圧着工具で剥いだ線にしっかり圧着します。

この際にしっかりコンタクトが圧着されているか目視確認をします。

確認の方法としましては、ベルマウスの確認をします。

ベルマウスは、芯線圧着部の端に形成されます。

広口部は、芯線圧着部の鋭利な端部により電線が損傷する可能性を低減させる役割があります。

次に芯線が芯線バレルで圧着されていることの確認。

被覆が被覆バレル全体で保持されていることと、被覆が芯線圧着部内に入っていないことを確認します。

より良い加工をする為には、弊社では毎月、圧着工具の保守点検を行っています。

社内にある全ての圧着工具の、引張り強度のテストとクリンプハイトを測定しています。

クリンプハイトは圧着加工上の重要な管理項目です。

圧着不足だと電線に張力を加えた場合に電線被覆が外れやすくなります。

過圧着の場合だと電線にバレルが食い込みすぎて芯線を傷付ける恐れがあります。

管理範囲外のクリンプハイトによる圧着は導通不良等の原因となります。

圧着不良による重大な事故が起こらないように、日々の工具の保守点検をしっかり行い、弊社では高品質なケーブルを毎日作り上げています。