先日、安全運転管理者のための講習会に参加してきました。
 丸一日の講習で最初は乗り気ではなかったのですが必ず参加しなければならなかったので、しぶしぶ参加した感じでした。
 場所は大田区の下丸子と言う駅のすぐ近くで催されたのですが、私の会社が在る千鳥町からは近かったので小雨のぱらつく中とぼとぼ歩いて行ってきました。
 乗り気ではなかったものの、いざ話を聞いてみると意外に面白い内容で、少し視点を変えると我々製造業の仕事にも通じるところを見出す事が出来て非常に身になる一日でした。
 一番感じた事は、事故も不具合もヒューマンエラーが9割以上だと言う事。そのエラーをいかにして減らすかと言う事は我々製造業の人間は常日頃から考えている内容であって、非常に難しい永遠の課題であると思います。
 交通事故は高度経済成長期と言われた時代に比べて随分と少なくなったそうですが、日本の中を走っている車の台数はほぼ変わらないらしいです。
 講師の人は、規制や標識などの参考になる物が何も無ければ事故は多いままだったのではないか?と言っていました。
 我々も同じで、ただなんとなく制御盤を作っているだけではエラーを出し続けてしまうのだろうと思います。
 参考になる資料を作っておいたり、わかりやすい決めごとをしておいたりする事の積み重ねが失敗を減らすことにつながるのではないかと感じました。
 あと参考になったのが、計器類のメーターなどは正常値を指す位置を上に統一することで、異常の察知をしやすくするなんて言う設計も昔からやっている様です。
 制御盤製作でも、そんな間違いにくい様な設計をする事が出来れば良いななんて思います。