私は大田区千鳥にある半導体の制御盤を作る会社、大迫電気に勤めています。ケーブル作りに携わり一年が過ぎました。
これまで様々な機種の中でも、凡そ同じ箇所のパーツを作ってきましたが、最近では初めて作る単線が増えて来ました。
実際に作成してみて、今まで培ってきた基本の土台がなければ、自分には新しい種類を作る事は難しかっかたかもしれないと感じました。
作業工程自体は複雑になりますが、ピンの差込みやチューブの向き、コネクタセットの仕方等の基本的な部分は変わりません。そこに、更に新しい配線図を見ながら、新しい部品や工程内容などが加わってきます。
複雑な配線図を初めて見た時は色々な意味で驚きがありました。
手取り足取り指導して頂きながらの作業で緊張しましたが、仕上がった物を見た時に、内心ささやかな達成感を味わう事が出来ました。
初めて使うペンチやピン、圧着する為の単線の剥きの長さ調整が上手く出来ず、焦ってしまう事もありましたが、一年作ってきた下地のおかげか、配線図を見ながら仕上げる事が出来ました。

やっとスタート地点に立てたという位の気持ちで、これからも、自分一人ではなく、皆んなで作っているという事を忘れずに仕事に取り組んでいきたいと思っています