こんにちは。
東京都大田区で主に半導体製造装置の制御盤を製作している大迫電気のSです。
さて、今回は、モーターについて少し呟いてみたいと思います。
というのも経済産業省の「総合資源エネルギー調査会 省エネルギー基準部会 三相誘導電動機判断基準小委員会」にて産業用のモーターがトップランナー制度の対象になったからです。トップランナーモーターの判断基準の目標年度は2015年度ですから、今まで以上に勉強しなければとの思いも強いのです。
私達日本国内の全消費電力量の約55%を実はモーターが消費しています。世界レベルでは、19兆kwhという電力消費量の40%以上もモーターは消費しているわけです。
それほど、私達の生活に必要不可欠なものになっているのです。また反面、より広範囲で高効率化を進めることで地球温暖化への環境対策の上でもとても重要になっているのです。
対象になるモーターは、単一速度三相かご形誘導電動機で、出力が0.75kw~375kwで、極数が2極、4極、6極、電圧は1000V以下、周波数は、50Hz、60Hz及び50Hz/60Hz、使用の種類が、S1(連続定格)又は80%以上の負荷時間率を持つS3(反復使用)とされています。
しかし、従来の標準モーターを高効率モーターに置き換えたとしても、回転速度が速くなるなど出力が増加することで消費電力が増加する場合もあるのです。始動電流が標準モーターに対して高くなりブレーカーなどの変更も必要になってきます。
つまり、モーターを制御する制御盤でも様々な対策が必要となってくるのです。
さて、次回はよりモーターについて詳しく呟いていきたいと思います。