東京都大田区にある、半導体製造装置の制御盤を製造している大迫電気株式会社に勤めています。
電線・ケーブル製作で、忙しい毎日を過ごしています。
一台の半導体製造装置の制御盤を動かす為には、100数十本の電線、ケーブが必要です。
その1本、1本を日々製作しています。
私は主に、18AWG~24AWGの太さの線(制御系)ケーブルを扱っています。
たまに、8AWGや26AWGも使っています。
最近、28AWGの細い線の圧着を初めてする事になりました。
教育を受け、ちょっと練習すれば大丈夫と簡単に思っていました。
実際28AWGを剥いてみると、芯線の細さ、ヒフクの薄さにとまどってしまいました。
26AWGと同じ圧着ペンチとコンタクトピン(26~28AWGは同じポイント)を使うのですが、まあそれが大変です。
ペンチの奥に当たる感覚が全くありません。
ましてヒフクが止まるポイントの感覚もありません。
練習で圧着してみると線が、奥まで入ってしまいヒフクを噛んで、圧着ポイントに当たっていませんでした。
線の剥き、ベルマウス、芯線バレルが正常な圧着ポイントで圧着する事が大変です。
圧着ペンチをカチっとする前に、芯線を目視出来る状態でヒフクも正常な芯線バレルを確認して、慎重に圧着しています。
出来た線を確認すると、正常な圧着ポイントで仕上がっていました。
やっと正確に圧着が出来て、ホッとしました。
仕事を初めた時の様な緊張感です。
これが40本も‥頑張ります。
出来上がった時は、緊張感でグッタリです。
基本を忘れず、1本1本丁寧に正確に仕上げたいと実感しました。