東京都大田区の千鳥町にある大迫電気では半導体製造装置の制御盤の制作、制御盤に使用するケーブルの制作、制御盤の取り付けや電線の引き回しを主に行っています。
前回は半導体製造装置のエピソード1とも言える、部品の事を書きましたので今回は次の段階のエピソード2を書きたいと思います。
エピソード1でピックアップされた板金や部品は大迫電気の製造一課、二課、三課に分配され、各部署で組み立てや加工をされて、埼玉の工場での取り付けとなります。
板金にはサーキットブレーカーやノイズフィルター、マグネット、インバータなど、たくさんの電気部品が設置されます。それに伴う配線も行います。この時にコネクタや端子の接続を間違えてしまうと大変な事になってしまいますので、図面や手順書を見てしっかり不具合対策しています。
ケーブル作りも圧着端子の付け間違いや違う圧着機を使ってしまうと接続できなくなってしまうので、対策としては圧着端子や圧着機は一つ一つ所定の置き場所を決めるなどしています。
こうして本社で造られた制御盤やケーブルは現場となる工場で半導体製造装置の本体に続々と取り付けられていきます。
こちらでもコネクタ接続や複雑なケーブルの引き回しなどがあるので、図面や写真資料などをしっかり確認しています。
このように間違いがないようにたくさんの対策を練って常日頃から作業を行っています。