Before (改善前)

機器部材にはRS-485端子台等が組み込まれている物がありますが、信号線の接続に2種類の接続方法が選定されており、1つは電線をよって裸のまま端子台に接続する方法があります。

【メリット】
・コストがかからない。
・製作工数がかからない。
【デメリット】
・絶縁が出来ないため、密集した所では不向き。
・マークチューブが動いてしまう。

上記のようなRS‐485端子台において、仕様上は裸線でも問題なく、製作工数がかからなくて良いと言う利点はありますが、安全・品質の面から見ると推奨する事は出来ません。また、2本接続ともなるとメーカーは推奨していません。

V

After (改善後)

機器部材にはRS‐485端子等が組み込まれている物がありますが、信号線の接続に2種類の接続方法が仕様されており、1つはフェルール(棒状)端子を使用して端子台に接続する方法があります。

【メリット】
・品質向上。
・耐久性アップ。
【デメリット】
・コストがかかる。
・製作工数がかかる。

上記のようなRS‐485端子において、フェルール(棒状)端子を使用する事は、電線のバラケを防止出来ます。また、電気的接続のクオリティを長い期間にわたって安定させます。電線サイズごとに絶縁カバー部の色を分ける事により誤造の確認も出来ます。

POINT(要約)

RS‐485端子において、フェルール(棒状)端子とは主にユーロタイプの端子台に使用されている端子です。ユーロタイプの端子台は電線の端末処理をしなくても端子台へ直接接続可能な構造となっております。そのため、フェルール(棒状)端子の使用は業界によって様々ですが、使用する事で品質の向上になり、更には機器の耐久性にもつながります。