Before (改善前)
![ビフォー](https://www.osako-electric.co.jp/wp-content/uploads/2019/11/9073c2eb798855793b99561c358d947b.jpg)
同じ太さで渡り配線をした場合
我々の様な制御盤製作業者が配線する制御盤では、ブレーカーの一次側に渡り線を入れて配線している物が多くみられます。回路末端の負荷の容量に応じてブレーカーの選定を行い、そのブレーカーの容量に合わせてケーブルサイズを選定する事が一般的ですが、設計時に大元のケーブルサイズと同じサイズで図面化してしまったり、ケーブル選定時に適当なサイズのケーブルの在庫が無かった等の理由で、大元のサイズのまま渡り配線をしている事が良くあります。
V
After (改善後)
![アフター](https://www.osako-electric.co.jp/wp-content/uploads/2019/11/d22376f98f196cf25438a0c78937658c.jpg)
サイズを適正化して渡り配線をした場合
Beforeのケースの渡り配線を適正なサイズで行います。例えば50Aのブレーカーから10Aのブレーカーへの渡り配線を一般的なIV線を使用する場合、元になる50Aまでの配線は最低でも8sq必要になりますが、50A~10A間の渡り線は1.25sqで足りる計算になります。ブレーカー間の距離を仮に50cmとした場合、三相回路であれば1.5M分のケーブルを細いサイズにする事が出来ます。言うまでもなく細い電線の方が安価な為コストダウンにつながります。量産機を製作する場合、制御盤を作れば作るほど効果が出るのでなるべく早期に対応した方が良いでしょう。