Before (改善前)

ブレーカーの渡り

制御盤内には、各機器へ電源を供給する為にブレーカーを配置します。大きな盤になればなるほど多数のブレーカーが必要となってきます。その為,電源を渡らせる為の電線の本数が増えてしまう事や、修理や交換が必要になった際に、ダクト内で電線が交差してしまっている事が考えられる為、時間的コストが非常にかかってしまう事が考えられます。こういった複数のブレーカーに同じ電源を引っ張る為に、ブスバー(銅バー)を用いることがあります。

V

After (改善後)

ブスバーによる渡り(2極&3極)

ブスバーを取り付ける事によって、電線の本数を減らすことが出来ます。電線が減る事により、ダクト内も整然と出来る為,作業時間の短縮や電線単価のコストも削減する事が出来ます。万が一、修理や交換作業が起きた場合でも、電線の本数の少なさ、ダクト内の電線の行き先が明確になる為、時間的コストの削減が見込めます。弊社では,使用するブスバーを制御盤のサイズや、ブレーカーの容量に応じて選定を行っております。

POINT(要約)

取付方法は一次側のビスを全て緩め、所定の位置に確実に取付ける必要があります。大迫電気では、トルクドライバーによる均等な締め付けを行っています。ブスバーには単相用と三相用があり配置が限定される為、設計段階でスペースを確保し選定する必要があります。単相同士三相同士の接続に限る為、分電盤や量産機のコストダウンに有効です。