Before (改善前)

フォーク端子(Y端子)は接続時ネジを外さずに接続出来るので作業効率が上がり作業性が上がる。

【メリット】
・メンテナンス性に優れている。
・作業効率が良い。
【デメリット】
・Y端子はJIS規格対応不可。
・抜け防止対策に不安がある。
・供挟みの強度に不安がある。

制御回路など1.25SQ以下はフォーク端子(Y端子)を使う事が多くありますが、取り付けや取り外しが容易に出来て作業性も良いです。ただし製作する装置がJIS規格の部品や材料を指示されている場合はフォーク端子(Y端子)を使用する事が出来ません。

V

After (改善後)

R端子はJIS規格にも対応している一般的に良く使われる丸型圧着端子です。Y端子よりも品質保証的に推奨されています。

【メリット】
・JIS規格に対応。
・品質保証がしやすい。
【デメリット】
・接続する工数がかかる。
・ネジを完全に緩めないと外せない。

動力回路は2SQ以上なので丸型端子(R端子)を使用します。振動や端子ネジからの抜けに強いのでモーター回路やアナログ回路にも良く使われています。また製作する装置がJIS規格の部品や材料の指示が有る場合は、丸型端子(R端子)を使用しなければなりません。

POINT(要約)

制御盤で電線と電気部品を接続する際に裸圧着端子を使用しますが、フォーク端子(Y端子)・丸型端子(R端子)の使い分けはユーザー(顧客様)の仕様によって決定します。この業界では輸出の製品が多いいので丸型端子(R端子)が使用されています。