Before (改善前)

PVCダクトを使用した場合

配線ダクトは、制御盤内にある配線の整理や固定に使用される配線材料で、作業工数を削減します。ダクト構造は、側面に通線孔があり、蓋は簡易に脱着可能です。一般的に使用されているダクトは、材質に硬質塩化ビニール(PVC)を使用し、絶縁性・不自燃性・耐高温・耐熱・耐水性・強度に優れている為、加工が容易で的確に取り付ける事ができます。また、低価格での購入が可能なため、制御盤では多く使用されコスト面でも優れています。

V

After (改善後)

ECOダクトを使用した場合

ECOダクトは環境に優しく、塩素ガス・ダイオキシンの原因となるハロゲンを含まないノンハロゲン樹脂を使用しています。難燃性は、UL94V-O認定の自己消火性です。比重は、一般的なダクトで使用される硬質塩化ビニール(PVC)と比べ約20%軽量になり、製品の軽量化、作業員の負担の軽減に繋がります。さらに、色調の面では日本電機工業会規格(JEM1135)に規定されている色に選定されており、制御盤・配線版とも調和がとれています。しかし,コスト面に関しては硬質塩化ビニール(PVC)と比べ高価になってしまいます。

POINT(要約)

配線ダクトは、様々な環境下で使用されています。その環境下に適した配線ダクトを選定することが最も大切になります。その点を考慮し、コスト・工数・重量の削減、色調の面から最適な配線ダクトの選定を行うことを推奨いたします。又、大迫電気では上記以外にも、電線のサイズ・収める量・安全規格を考慮した配線ダクトの選定を行っています。