Before (改善前)

コネクタに水がかかりトラブルが起きる恐れのある状態

機械室等で接続するコネクタの付近には、冷凍機やコイルなどがある場合があります。その為、冷凍機やコイルから出る結露が原因で、コネクタがエラーを起こしてしまう恐れがありました。一度コネクタに結露がかかってしまうと、完全に乾く迄使用する事ができなくなってしまいます。更に、コンタクトが錆びてしまった場合、コンタクトの圧着を再度行う必要があります。状況によっては、機械室内等で圧着し直す為にリスクを伴う場合もあります。これまでは、ケーブルの引き回しを工夫したり、配管に結束する等して防水対策をしてきましたが、水がかかる可能性はゼロとは言いきれませんでした。

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After (改善後)

防水コネクタを使用しエラーを防げる状態

株式会社大迫電気では、冷凍機、コイル付近での結露によるコネクタのトラブルを回避する為、防水コネクタ「CL07Dシリーズ」と「CB01シリーズ」を使用しています。「CL07Dシリーズ」は、コネクタとコンタクトに加えワイヤーシールが必要になります。ワイヤーシールを使用する事により、コネクタ内への水の侵入を防ぐ事が可能になります。「CB01シリーズ」では、コネクタ自体にワイヤーシールがセットされている為、コネクタとコンタクトのみの使用になりますが、コンタクト挿入後にはロックを掛ける必要があります。弊社では、コネクタの使用しない空いた部分には、防水栓の挿入を行って対策しております。

POINT(要約)

防水コネクタを使用する事により、コネクタ内への水の侵入を防ぎ、結露によるコネクタのトラブルを防ぐ事が出来ました。それにより、これまで工夫が必要だった引き回しがシンプルな形でも可能になりました。尚、防水コネクタは潜水状態での使用には対応していません。株式会社大迫電気では、「CL07Dシリーズ」と「CB01シリーズ」は電線の太さにより使い分けています。