Before (改善前)

切断する箇所によって角が出来てしまい、配線ダクトの切断時にバリが出来て残ってしまう事があり、制御盤内のバリがのこってしまうことがあります。

【メリット】
・作業工数削減。
【デメリット】
・電線がダクトの角に当たり電線に傷がつく。
・角の部分で怪我をする危険がある。
・バリが制御盤内へ混入してしまう。

制御盤製作において配線ダクトの切断後、そのまま使用すると配線作業中に電線がダクトの角に引っかかってしまい傷がついてしまう可能性があります。バリは軽く触れるだけで剥がれ落ちてしまい、最悪の場合には、制御盤内に配置された制御機器に配線ダクトの切断カスが混入してしまい装置に悪影響を与えてしまう事があります。

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After (改善後)

 制御盤で使用する配線ダクトで、角の部分は切り落としバリが残って居る場合はスチールたわしで取り除きエアーを吹き掛ける事でバリ等を取り除く事が出来ます。

【メリット】
・電線に傷を付ける事が無い。
・角の部分による怪我防止。
・ゴミ問題防止。
【デメリット】
・作業工数がかかる。

制御盤内で使用する配線ダクトは、斜めにカットする事で角がなくなり電線に傷が付くのと作業者の怪我を防止する事が出来ます。また、バリをダクトの内側からスチールたわしを使用して落とし、ダクトについたバリや切断時の切りカスをエアーを使用して取り除き各電気部材への混入を防ぎます。

POINT(要約)

制御盤内で使用する配線ダクトは少しの工夫をする事により、不具合につがる要素が減少させることができます。半導体製造装置などのラインストップが許されない装置においては配線ダクトに加工後のバリを取り除くことが必須といえます。