Before (改善前)

板金にケガキを行っています。

制御盤製作時の組立て工程には、部品の取り付けを行うための下処理として穴開け加工があります。現在では板金業者様にて穴開けタップ処理を施してあることが多いですが、追加の穴開け処理が必要になる場合には弊社にて穴開けタップ処理を行う事も可能となっております。その際には板金の穴開け図面を頂き、板金にケガキを行い、穴開けタップ処理を施していきます。穴開け処理に関しては本カテゴリ内、「制御盤の穴開けにおける一文字ドリルによる工数削減のポイント」にも記載されているドリルを使用しております。

V

After (改善後)

・ 板金にアクリル板のジグを取り付けています。
 穴開け点数が多い為板金とほぼ同じ大きさのアクリル板を使用しています。
・アクリル板に2φ程度の穴を開け、黒丸で囲みケガキ部分を目出せています。

穴開け作業の流れとしては図面を確認しケガキから穴開けタップ処理という一連の作業手順が基本になります。穴あけ本数が多い場合や大量生産が必要といった装置の場合には工数削減が求められます。そのため、弊社ではケガキの部分に注目し、加工が容易なアクリル板を使用した穴開け用治具を製作致しました。これによりケガキ時間の大幅な短縮が出来、更に治具活用によってケガキ間違いが起きることを同時に防ぐ事が出来ています。また、追加の穴開け加工が必要といった場合にも、同じアクリル板に追加で穴を開ければ続けて使用可能なため、長期の利用も可能となっています。

POINT(要約)

アクリル板治具を使用した工数削減をご紹介させて頂きましたが、治具の作成にもいくつか問題点があります。まず穴開け本数が何本から必要なのか、生産数が何台分あるのか、それに見合ったアクリル板自体の値段や治具製作の手間を考え、治具を製作するかどうか考えていかなければなりません。