Before (改善前)

制御装置において、制御盤内で、搭載機器から発生した熱は、防水型の盤でも制御盤表面から自然に放熱されます。

【メリット】
・コストがかからない。
・消音効果。
・防塵機能。
【デメリット】
・熱がこもり易い。
・内蔵機器に影響を及ぼす。

制御装置において、制御盤内の機器から発せられる熱は、密閉空間において逃げ場のないイメージですが、実際は制御盤の表面から自然に放熱されます。強い熱を発する機器を使用しなければ、十分な放熱効果が得られ、コストをかけずに製作する事が出来ます。

V

After (改善後)

制御盤内の温度は、取り付けられている電気部品・装置等の使用温度の上限を超える場合は、熱対策が必要です。

【メリット】
・機器の冷却効果。
・機器の耐久性向上。
【デメリット】
・コストがかかる。
・消音効果の低減。
・防塵機能の低下。

制御装置において、制御盤内の機器を冷却するために、吸気口と排気ファンを用いて制御盤内の熱を強制的に排出します。制御盤の吸気口を下側に取り付け、対角の側面に排気ファンを取り付ける事によって効果的に熱を下げるための対流が得られます。

POINT(要約)

制御装置において、インバーター・パワーサプライ等の機器から発せられる熱を冷却するために、吸気口と排気ファンを用いて制御盤内の熱を放熱します。制御盤内に搭載されている機器の寿命を延ばし耐久性が向上します。