Before (改善前)

制御盤製作において、主に量産機を製作します。量産機の場合、全ての号機が同じ場所に部材を取り付けしなければいけません。板金に取り付け穴がある場合、同じ場所に部材を取り付けることは容易にできますが、注意が必要な場合もあります。例えば、レールに部材を取り付けする場合、一部のマグネットなどしっかりと固定される部材もありる一方、一部のブレーカや端子台など部材によっては動いてしまう部材もある為、注意が必要です。



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After (改善後)

止め金具(BNL6、BNL8)を取り付けした場合

一部のブレーカや端子台など、レールに取り付けた場合に動いてしまう部材に対して、止め金具(BNL6やBNL8など)を部材の横に付ける事で、部材を動かなくするストッパーの役割を果たします。 また、止め金具を取り付ける場所を明確にすることで、部材を同じ場所に取り付けることが容易になります。 量産機製作において、この止め金具を取り付ける作業工程を行うことにより、部材が動いてしまう懸念点を無くし、 より良い製品を製作する事に繋がります。

POINT(要約)

固定具(BNL6やBNL8など)は取り扱いが容易な部材ですが、仕組みを理解して取り付けしなければ、レールにしっかりと固定されない場合がある為、注意が必要です。固定具に限らず、全ての部材に言えることですが、物をよく観察しその物の意味を理解した上で取り付けする事が非常に大事なポイントです。